【撮影歴7年が解説】ハイライト用バスケ映像が劇的に変わる3つのベストポジション

あなたならどこから撮影しますか?

もし、あなたがバスケットボールの試合を撮影することになったら、どこから撮るのがベストだと思いますか?

大きな観客席のある立派な体育館だったら、どこで撮りますか?一般的な公立中学校や高校の体育館だったら、どのポジションで撮るのがベストでしょうか?

実は、体育館ごとにベストポジションは存在します

この記事を書いているのは「まぐろさん」

この記事をお届けしているのは、YouTubeチャンネル登録者10万人以上のバスケットボール専門メディア「まぐろさん」です。

これまで数えきれないほど多くの体育館に足を運び、試合を撮影し、映像を編集して発信してきました。その中で、それぞれの会場に合わせたベストポジションを見つけ続けてきた経験があります。「ここで撮ったら一番いい映像が撮れる」という場所を見極めて、ポジション取りをしっかり判断して撮影する。これは撮影者のこだわりでもあり、技術でもあります。

そしてこの知識は、あなたも少し学ぶだけで実践できるようになります。知っているか知らないかだけで、バスケの見え方も映像のクオリティも全然変わってきます。知らないと損です。

今回は、その第一歩として「撮影で絶対にやってはいけないたった一つのこと」をお伝えします。

目次

  • バスケットボールには様々な形式がある
  • 【結論】選手と同じフロアで撮影してはいけない
  • なぜ同じ平面での撮影がダメなのか
  • 【解決策】高さのある場所から撮影する
  • では、どこから撮ればいい?(3つの方法)
  • 高さから撮るとどう変わるか
  • まとめ

バスケットボールには様々な形式がある

ひと口にバスケットボールと言っても、現在はいろいろな形式があります。

  • YouTubeでよく見かける1対1の勝負映像
  • オリンピック競技にもなった3×3(スリーエックススリー)の3人制バスケットボール
  • 一般的な5対5の5人制バスケットボール

今回お伝えする「撮影でやってはいけないこと」は、このうち5対5の5人制バスケットボールの試合撮影に限った話になります。

【結論】選手と同じフロア(平面)で撮影してはいけない

結論から言います。

バスケの試合撮影でやってはいけないのは、選手と同じフロアに立って、同じ平面で撮影することです。

コートサイドに立って、選手と同じ目線の高さでカメラを構える。これをやってしまうと、撮影した映像が使い物にならなくなる可能性が非常に高くなります。

なぜ同じ平面での撮影がダメなのか

理由はシンプルです。ボールが映らなくなるからです。

コートサイドで撮影すると選手や審判に隠されてボールが見えないNG例

バスケットボールは5対5で行われるスポーツです。ボールを持った選手がリングに向かってシュートを打ち、それが入れば得点になります。つまり試合の中心には常に「ボール」があります。

撮影する側としては、このボールをしっかり追いかけ写し続けることが最低条件です。ハイライト映像を作るにしても、相手チームのスカウティング目的で撮影するにしても、ボールが映っていない映像は何のプレーをしているのか分からないため、価値が大きく下がってしまいます。

ところが選手と同じ平面で撮影していると、どうなるか。

  • ボールを持っている選手の前にディフェンスが入る
  • ボールを持てる味方選手がカメラとの間に入る
  • 審判がカメラとボールの間に立つ

こういった状況が頻繁に発生します。ボールを映そうとしても、選手や審判によってボールが隠されてしまい、「ボールどこ行った?」という状態の映像が量産されてしまうのです。

これではハイライトにもスカウティング資料にも使えません。

【解決策】高さのある場所から撮影する

この問題を回避する方法はシンプルで、高さのある場所から撮影することです。選手を見下ろす角度で撮ることで、ボールが選手や審判に隠れることが格段に減ります。

では、どこから撮ればいいのか?

体育館で選手と同じ平面ではなく高さのあるところから撮ろうとした場合、具体的にどういう場所から撮ればいいでしょうか?

答えを3つ、順番にお伝えします。

1. 観客席・2階席から撮る

まず一つ目は、観客席、特に2階席がある場合は2階席から撮るのがベストです。

センターラインの延長線上の2階席から、コート全体を俯瞰で撮影する図

ここで重要なポイントがあります。まぐろさんのハイライト映像は、ほとんどすべてセンターラインの延長線上から撮影しています。体育館の構造によってはそれができない場合もありますが、撮れる場合はほぼ必ずこの位置から撮ります。

なぜセンターラインの延長線上がベストなのか?理由はこうです。

  • 両方のリングが均等な距離で映せる
  • 前半後半でコートのリングが入れ替わっても問題ない
  • 両チームのハイライト映像を作るときに、どちらのリングも同じ距離感で映せる

センターラインの延長線上から撮ると、どちらのチームのどちらのリングも平等に映るので、映像として非常に使いやすいんです。これは覚えておいてください。

2. ステージの上から撮る

二つ目は、ステージがある体育館ならステージの上から撮るという方法です。

体育館によってはステージが設置されている場合があります。ステージは床から一段高くなっているので、ここに乗れば高さのある場所から撮影できます。

3. バレーの審判台の上から撮る(盲点の方法)

三つ目は、まぐろさんが編み出したと言っても過言ではない方法です。これは意外と盲点で、気づいている人はほとんどいないんじゃないかと思います。

それは何か?

バレーの審判台 - キャスター付きで移動できる撮影に使えるアイテム

バレーの審判台です。

バレーボールの試合で、審判がネット近くに座って審判をしますよね。あのときに座っている台です。これはバスケットボール競技で使う道具ではありません。でも、普通の公立の中学校や高校の体育館にもほとんど置いてあります

このバレーの審判台が、なぜ撮影に使えるのか。

  • 高さのある場所に座ったり立ったりできる
  • キャスター付きで移動できるので、好きな位置に動かせる
  • ステージがない体育館でも、これを使えば高さを確保できる

使い方はシンプルです。審判台をガラガラっと移動させて、センターラインの延長線上に置く。そこに立ったり座ったりして撮影する。これで高さのあるところから撮ることができるようになります。

センターラインの延長線上に置いたバレー審判台の上から試合を撮影している様子

この方法に気づいている人は、なかなかいません。しかもバスケットボールに特化した映像の撮影・編集・発信を続けてきたからこそ、「どこから撮ればいいか」が分かります。

こういったことを発信しているブログや情報源は、正直ほとんど見かけません。バスケットボールに特化して7年間撮影し続けてきた経験があるからこそ言える、貴重な情報だと自負しています。

高さから撮るとどう変わるか

高い位置から撮影すると、選手や審判がボールに重ならなくなり、ボールをしっかり映し続けることができるようになります。

結果として、

  • ハイライト映像を作るときにボールの動きがはっきり見える
  • いい画角で全体のプレーが把握できる
  • スカウティング資料としてもチームの動きが分析しやすい

こういった、本当に使える映像が撮れるようになります。

まとめ

バスケットボール(5対5)の試合撮影でやってはいけないたった一つのこと。それは選手と同じフロアで撮影することでした。

必ず高さのある場所を確保して、選手を見下ろす角度で撮影する。これだけで映像の質は劇的に変わります。

撮影機材やカメラの性能にこだわる前に、まずは立ち位置を見直してみてください。同じカメラでも、撮る場所を変えるだけで使える映像に生まれ変わります。

まぐろさんのYouTubeチャンネルでは、登録者10万人以上の方々に向けて、実際に撮影・編集した映像を発信し続けています。今回お伝えしたような撮影のコツをベースに、さらに踏み込んだ撮影方法・編集方法・発信方法については、今後も記事や教材で公開していく予定です。